「不登校は留学で解決するの?」と質問を頂きました。海外留学、山村留学など様々種類はあるのですが、海外留学について今回は説明したいと思います。長期の留学から、夏休み期間などを利用した短期留学があります。高校生はもちろんですが、中学生でも利用できるものもあります。

留学について(夏休み、春・冬休み期間~長期間)

長期休みを利用して、欧米の学校やホームステイをすることができます。形態としては、相手先の高校や中学校がサマースクールを開催していて、学校の運営する寮へ入るか、ホームステイ式の方法があります。もう1つは、正規の学校ではなく、語学学校の生徒としてホームステイをする方法です。

アメリカ・スイス・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポールの7カ国が基本です。年齢は10歳~18歳まで幅広いので、誰でも利用が出来ます。国や学校によって詳しい状況は違うので、下記からプログラムを確認してください。

海外教育研究所さん(長年、帰国子女生徒の情報を届けてくれている信頼できる機関です。)

ExElevenさん(不登校の留学をメインにしている)

不登校の留学効果は?

不登校の子の中には、日本が合わないという子がいます。日本社会独特の雰囲気やルール、慣習が合わない子がいます。実際、大人になってから日本を離れて海外で永住している人もたくさんいます。「遠慮することに疲れました。」と言う不登校の子もたくさんいるそうです。

問題は、留学している時はいいのですが、結局は2週間や1ヵ月、1年後には日本へ戻って来て日本の学校へ通わなくてはいけません。そこで再び不登校になる子がたくさんいます。どれだけ海外で伸び伸び生活できても、それはその環境だからできることです。日本に戻ってきたら、日本の環境に合わせる必要があります。

そのことを十分に理解した上で、留学を検討して下さい。

不登校の専門家の先生が言うには、ここ最近、不登校は増加しましたが、それ以前に不登校の問題は「帰国子女」の生徒だったそうです。今も帰国子女の子供たちが不登校になって問題になっています。自動車や電機などの大手輸出企業の人事担当者などの方から私たちは直接相談を受けたことがあります。

留学=不登校解決ではない事を知っておいてください。