「不登校の子は何を考えているの?」と、誰でも親なら思います。不登校の子の気持ちはどんな状態なのでしょうか?様々な葛藤が不登校の子にはあると言います。そして、詳しい心理状態を知らないと対応できません。子供が不登校の原因について何も語らない場合もあります。一人一人の子たちが同じ気持ちではありませんが、不登校の専門機関による調査では、似たような気持にある事が分かっています。

不登校の気持ち・心理状態

「学校で気をつかって疲れた。僕は消しゴムのかすのようで
消えてなくなりそうだ。」

「学校に行きたくない理由はない。しんどいから。」

「どうしても今のクラスに戻るのはまだ、恐い、自信がない。」

「何か言われるからイヤだ!あんなところ行きたくない!」

このような事を不登校の子たちは思っています。結局、多くの不登校の子どもたちは自分自身がどうして不登校になっているのかがわからないことで苦しんでいます。親にもどうやって説明すればいいのかもわからないです。ただ、恐い、しんどい、と言います。その理由は、不登校の自分を説明できないからです。

不登校の子自身もどうしていいのかわからないから、周りの大人が不登校の子に原因を求めても答えは返ってきません。何度問い詰めても、明確な回答が無いので、保護者も諦めてしまうのです。原因不明のまま不登校の子供を抱えるので、有効な解決策が見えず泥沼の中にはまっていきます。

不登校の子は思春期も重なっているから、本音をあまり言いません。だから、自分自身が学生時代に親や学校に対して、どう感じていたかを思い出して考えなければいけないんですね。思春期の子どもの心理と不登校の心理が複雑に絡み合っています。

これを理解せずに、対応してしまうと悪化してしまう危険性もあります。親子喧嘩がスタートして、親に反発する為だけに学校を休むようになってしまいます。

では、なぜ反対のことを言うのか?

高校1年生の男の子が母親に本音を言うことってほとんどありません。反発するのが当たり前です。大人として成長する時、自分が親に負けている状態は作りたくないんですよね。学校へ行かないのは敗北。そう思ってしまうのが、思春期の子どもだと思います。そして、強い自分を演出する。特に母親に対してはそうなるものです。悪いことでも何でもありません。それが、思春期というものです。

簡単に言えば、強がっているだけです。

何に注意しないといけないか?

それは、思春期の子どもは強く言えば言うほど、親と逆のことをやろうとするんですね。だから、学校へ行け!と言えば、行かない。それを理解してください。
勉強しろ!と言えば、ゲームをします。ゲームをやめろ!と言っても、ゲームをします。
だから、あなたのさせたいことをストレートに言ってはいけないってことです。それが思春期の注意点です。

では、どうすればいいのか?

共感してあげることです。話し合うことが大切なんですね。

「あなたの言っていることもよくわかる。じゃあ、こうやったらいいと私は思うけど、あなたはどう思う?」

こうやって、子どもの意見を尊重することですべてが変わっていくようになります。本音を言いやすい土壌を作るんですね。思春期になったら、別人です。子ども扱いしたら怒ります。あなただって自分自身が高校生の時、そうだったはずです。きちんと、子どもの成長に合わせる。それで、共感の会話をやってあげたら、子どもは喜びます。自分の存在を親に認められた感覚になるんですね。

そうなって初めて、親に学校へ戻りたい意志を話すようになるんです。

だから、共感の会話が少しのきっかけだと思います。ぜひ、共感の会話テンプレートに沿って子どもさんと会話して下さい。不登校解決は思春期を理解することです。

引用先:http://futokou.blog106.fc2.com/blog-entry-1755.html