不登校の家庭の中で兄弟や姉妹も不登校になっている場合があります。傾向としては、上の子が不登校になり、その様子を見て、下の子が不登校になっている場合が多いと言われています。

あるお母さんは、「中学1年生のお兄ちゃんが不登校になって、下の小学3年生の子が学校を休んでも親が怒らないと勘違いして、学校へ行かなくなりました。お兄ちゃんが仕方なく不登校だということを理解させるにはどうすればいいか、わからないです。」と言われています。

同じように思われているご家庭もたくさんあるのではないでしょうか?

兄弟、姉妹で不登校になると親御さん、特にお母さんは自分の子育てが間違っていたから自分の子供たちが不登校に次々となったと考えてしまいます。その思いを持つと、罪悪感を持って子育てをしなくてはならず、正しい不登校への接し方や対応ができなくなる可能性もあります。

兄弟・姉妹で不登校になる2つの理由

不登校の専門家の先生たちによれば、2つのケースが考えられるそうです。1つ目は、偶然、兄弟・姉妹も不登校になる要素を持っているケースです。不登校の原因については不登校小冊子を読まれる事をお勧めします。兄弟姉妹とも同じように感性が豊かで繊細で、学校環境と合わなくなる場合があります。

2つ目は、子供の甘えです。小学生などに多いですが、お兄ちゃん、お姉ちゃんの休んでいる様子を見て、真似して、甘えている子がいます。この場合は強く言ってあげることで解決する場合がほとんどです。ただし、どうして上の子が不登校で休んでいるのかを話してあげないといけません。特別扱いではなく、一人一人成長過程が違う事を説明してあげるのが大切だと言われています。

不登校は家庭環境が原因ではない為、兄弟・姉妹で不登校になったとしても、ほとんどが同じような不登校の原因の要素を持っています。大変ではありますが、互いに同じように不登校解決のアプローチをしてあげることが大切です。決して、自分の子育てを責めすぎず、正しいアプローチを行って下さい。