不登校に関する書籍・本について、どれを読めばいいのか分からないという相談が届いています。不登校に関する人気の本を書評しました。

第1位:「これでわかった!不登校の原因と解決策

不登校小冊子

この本は現在は無料で配布されている小冊子版となっています。発刊以来ベストセラーが続いています。内容は、不登校教育研究所が25年の不登校教育の経験からまとめた、不登校の基礎知識が詰まっています。不登校になったばかりの方の入門書としても、不登校から抜け出せない方の解決本でもあります。なぜ子供が不登校になってしまったのかがよくわかる本です。具体的な不登校の心理状態が詳しく説明してあるので、まずは一読をお勧めします。

第2位:「不登校になったら最初に読む本

不登校になったら最初に読む本

この本の内容は非常に抽象的な理論や概要が中心です。この本は、不登校になった初期段階で悩んでいる保護者対象の本です。初期段階では、目の前の現実に混乱し、1日でも早く学校へ戻す方法や裏技ばかり考えがちですが、そういう方法は一切書かれていません。目の前が一気に明るくなるような本ではないけれど、まずは不登校になる子供の状態を正確に理解し、不登校とはどういうものなのかを頭で理解し、それを受け入れるために書かれた本です。全体的に、不登校に対する理解が全く進んでおらず自分の子供が何に悩んでいて、何を考えているのかさっぱりわからない、という人が最初に手に取る本としては最適だと思います。

第3位:「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

この本の内容は、子供が自信を失い、がんばろうという気持ちすらもない状態なので、待つのではなく、保護者がエネルギーを入れてあげるべきって本です。家の中で「ありがとう」となどの簡単な声かけから始めて、子供の良い所を見つけ出して褒めてることを繰り返すといい。不登校でなくなった自己肯定感を心のエネルギーを少しづつ貯めていき、学校復帰に繋げるというオーソドックスな方法です。子供の自信回復が狙いの本です。