「不登校は親のせい?」「親の教育が悪かったんだ。」と自分を責めているお母さんがたくさんいらっしゃいます。学校関係者に取材すると「不登校は家庭の教育が悪いんだ。」と言う人もいます。本当に不登校は親のせいなのでしょうか?そして、不登校親の特徴はあるのでしょうか?不登校の専門家の意見を参考にしてみたいと思います。

不登校は親が原因?特徴は?

1万以上の不登校の家族を調査した教育機関によれば、不登校の家庭に共通点はほとんど見られなかったようです。家庭に問題がある不登校の子もいるようですが、直接的な原因だとは言えないようです。家庭環境には差はなく、家庭教育に差があるのでしょうか?この点についても、不登校の直接の理由ではないといいます。自由放任主義の家庭もあれば、厳格な家庭でも不登校になっています。だから、不登校の専門家の先生たちの間では、親を不登校の原因として考えるのは限界があるし、無理だという結論に達しているようです。

不登校になると周りから色々な事を言われます。
そして、頭がごちゃごちゃになって迷い、苦しみお母さん自体がうつ症状になる人が結構います。どんな意見やアドバイスを受けても、自分が違うと感じれば、それは無視すればいいんですよ。行動するのはあなたなのだから、あなたが信じる事をやればいいんです。私の話でさえ、信じる必要はありませんよ。そういう気持ちで聞いて下さいね。

まず最初に、言っておかないといけないことがあります。不登校の原因は親の子育てとはまったく関係がありません。あなたがどんな育て方をしたのか、私は知りませんが、残念ながら関係ありません。どれだけ甘やかして育てようが、どれだけ厳しく育てようが不登校になる子はなります。つまり、原因が子育てにはないんです。

だから、どれだけ子育て法を改善しようとしても全く効果が出ません。この質問をくれたお母さんも同じ迷路にハマっていますよね。不登校は「子育てが悪かったから」と周りに言われ、自分でもそう思ってしまったので、全ての発想がそこから出発しています。原因が違う以上、改善することはないんですね。ここに気づいた人が不登校を解決しています。

「愛情不足」という嘘に騙されてはいけません。世間や周りの人たちは決まって「愛情が足りない」と言いたがります。言いたくなる気持ちはわかるんですね。

そう言う事で、自分は子育てに成功したと思いたいだけなんです。あなたの事なんて頭にはないんですね。こういう人は世の中にたくさんいます。私は不登校は「愛情不足」ではないと思っています。実際、過保護すぎる親御さんにも何にも出会ってきました。愛情が足りているなら不登校にならないはずですよね。シングルペアレントの人は、みんな不登校でしょうか?

ちょっと考えると違うのが分かりますよね。でも、子どもが不登校になって、学校で問題が見つからないとしたら、親の子育てが間違っていたと思ってしまう。仕方がないと思います。でも、私は1万人以上の不登校の子をみてきて、愛情不足ではないと断言できます。そして、家庭の教育方針も関係ありません。あまりにもばらつきがあって、私自身が驚いたほどです。甘やかし過ぎの家庭もあれば、厳し過ぎる家庭もあります。不登校は親が原因ではありません。

むしろ、愛情不足だと勘違いして、急に過保護になって、母親が子どもを抱え込む。そして、完全に社会と断絶してしまう。ひきこもりではなく、親がひきこもらせる家庭もたくさん見てきました。あくまで学校へ行かない事と、家庭の中での事は別なんですね。不登校とは関係なく、今までの子育てで悪かったと思う所は直したらいいんですよ。直しても、不登校が解決するかどうかは、別の話です。不登校とそれ以外をきっちりわけることです。

不登校になると、どの家庭でも親子での喧嘩や言い合いが起きます。そこで親子関係が悪化します。不登校について親はわからないまま、感情的に叱ってしまう。私の言う「子供を認める」というのは、不登校が子ども本人もわからないまま起きていて、混乱している、その困惑した気持ちを認めてあげること。それと何か買ってくれ、と言ってきたのを認めるのは、話の次元が大きく違います。少しずつでいいので、知っておいて下さい。

学校では、人から逃げようとして、家では親に対して頑固で譲らない、要求する部分がある。一見、相反する行動のように思いますよね。実は、ここに深い関連、つながりがあるんです。でも、それは今回は話しません。さらに頭の中が混乱してしまう可能性があるからです。そこが娘さんの行動を支配しているものです。

でも、これ自体も不登校の原因そのものとは関係がありません。不登校になったことで、さらにその部分が刺激されて、ワガママになったりしているだけなんですね。まずは、愛情不足は関係ない事をしっかり理解
してくださいね。そして、不登校の原因をもう一度、不登校小冊子などで勉強して、それを娘さんと共有してあげる。そうすれば、親子関係も向上していきますよ。

引用先:http://futokou.blog106.fc2.com/blog-entry-1312.html